株式投資の世界には、何千もの銘柄が存在します。
その中から「今、買うべき一銘柄」を見つけるのは、まるで星空から一番輝く星を探すようなもの。
でも、もし“望遠鏡”のように、必要な条件で銘柄を絞り込めるツールがあったら?
それが「スクリーニング」です。
本記事では、時価総額・25日移動平均線・75日移動平均線という3つの指標を使って、
今注目すべき銘柄を見つけ出す方法を、実例を交えてご紹介します。
投資初心者の方も、少しかじった方も。
“数字の奥にある企業ストーリー”を一緒に読み解いていきましょう。
スクリーニング
銘柄を探す場合、スクリーニングを利用します。
画面は SBI証券のスクリーニングです。
なぜ“銘柄選定”が重要なのか
株式投資を始めたばかりの頃は、「なんとなく有名だから」「株価が安いから」といった理由で銘柄を選びがちです。
しかし、こうした選び方では、思わぬリスクを抱えることもあります。
そこで登場するのが「スクリーニング」。
これは、特定の条件を設定して、数ある銘柄の中から自分に合ったものを絞り込む方法です。
情報があふれる今だからこそ、効率的に“良い銘柄”を見つけるための武器になります。
スクリーニングの基本—3つの指標を使いこなす
初心者にも扱いやすく、かつ効果的な指標として、以下の3つを紹介します。
– 時価総額
企業の規模や安定性を測る指標。大きすぎず、小さすぎず、500億円〜3,000億円程度の中堅企業が狙い目。
– 25日移動平均線
短期的な株価の流れを示す線。株価がこの線を上抜けていると、上昇トレンドの兆しとされます。
– 75日移動平均線
中長期の地合いを示す指標。これも上向きであれば、地盤がしっかりしていると判断できます。
この3つを組み合わせることで、「今が旬」の銘柄を効率よく見つけることができます。
実践編—スクリーニング条件と注目銘柄の例
では、実際にスクリーニング条件を設定してみましょう。
- 時価総額:500億円以上
- 株価が25日移動平均線を上抜けている
- 75日移動平均線も上向き
この条件でスクリーニングをかけると、安定性と成長性を兼ね備えた銘柄が浮かび上がってきます。
たとえば、
7150 ペットゴー(ペットブーム)
3223 エスエルディ (ポケモンカフェ インバウンド)
などが該当するかもしれません。
重要なのは、数字だけでなく「なぜこの企業が今注目されているのか?」という背景を知ること。
業績、事業内容、テーマ性なども合わせてチェックすることで、納得感のある投資につながります。
おわりに—スクリーニングは“物語”の入り口
スクリーニングは、単なる数字のフィルターではありません。
その企業がどんな未来を描いているのか、どんな社会課題に挑んでいるのか。
そうした“物語”を読み解く入り口でもあります。
銘柄選定は、あなた自身の視点で「推し企業」を見つける旅。
数字と感性を両方使って、自分だけのポートフォリオを育ててみませんか?
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