割安×成長性で選ぶ!ファンダメンタル重視の株式投資 Value Meets Growth: A Fundamentals-Driven Approach to Stock Investing

株式投資(日本株 外国株)

株式投資において、短期的な値動きや話題性に振り回されることなく、企業の本質に目を向ける──それが「ファンダメンタル重視の投資」です。

本記事では、「割安性」と「成長性」という2つの軸に注目し、時価総額や売上高などの財務指標をもとに、堅実かつ将来性のある銘柄を見つける方法を解説します。

ファンダメンタル重視の銘柄選定なのか

株式市場には日々、ニュースやSNSを通じて膨大な情報が流れ込みます。

多くの投資家が短期的な値動きに反応しがちですが、そうしたノイズに惑わされず、企業の本質的な価値に注目することが、長期的な資産形成には不可欠です。

ファンダメンタル分析とは、企業の財務状況や成長性、事業内容などを数値と論理で読み解く手法。

特に「時価総額が安い」「売上高が大幅に上昇している」企業は、まだ市場に過小評価されている可能性があり、将来的な株価上昇の余地を秘めています。

時価総額が安い企業に注目する理由

時価総額とは、

企業の株価×発行済株式数

で算出される、市場からの評価額です。

割安な時価総額の企業は、まだ注目されていない“原石”である可能性があります。

特に、業績が好調にもかかわらず時価総額が低い企業は、投資家の認知が進むことで株価が大きく見直される余地があります。


たとえば、同業他社と比較して

PER(株価収益率)や

PBR(株価純資産倍率)

が明らかに低い企業は、再評価のタイミングで急騰することも珍しくありません。

こうした銘柄は、スクリーニングによって効率的に見つけることが可能です。

売上高の大幅な上昇が示す企業の成長力

売上高の伸びは、企業の成長性を最も端的に示す指標のひとつです。

特に、前年同期比で20%以上の売上成長を記録している企業は、製品やサービスが市場に受け入れられている証拠といえます。

売上が伸びている企業は、規模の拡大によってスケールメリットが働き、利益率の向上やコスト効率の改善が期待できます。

また、売上成長は将来的な利益創出の土台となるため、初期段階では利益が出ていなくても、長期的な視点で見ると有望な投資対象となり得ます。

経常利益の伸びは“おまけ”と考える柔軟性

もちろん、経常利益の増加はポジティブな材料です。

しかし、成長フェーズにある企業では、利益よりも売上拡大を優先しているケースも多く見られます。

重要なのは、利益が出ていない場合でも「なぜ赤字なのか」「将来黒字化の見込みがあるか」を冷静に見極めること。

たとえば、積極的な設備投資や研究開発による一時的な赤字であれば、将来的な収益性向上につながる可能性があります。

利益が出ていれば安心材料になりますが、出ていなくても成長戦略が明確であれば、投資対象として検討する価値は十分にあります。

まとめ:数字の裏にある“物語”を読む力を

「割安×成長性」という視点で銘柄を選ぶことで、短期的な値動きに惑わされず、企業の本質に基づいた投資判断が可能になります。

スクリーニングはその第一歩。財務指標の数字をただ眺めるのではなく、その裏にある企業の“物語”を読み解く力こそが、投資家としての成長につながります。

次回は、実際の企業を例にとったスクリーニング事例や、注目テーマ別の銘柄選定についても掘り下げていきます。

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