以前、ブログで書いた銘柄です。
2024年12月

LAESとは何者か?
LAES(Sealsq Corp)は、スイスを拠点とするセキュリティ半導体企業で、ポスト量子暗号技術を中心に事業を展開しています。
IoT、AI、軍事、医療など多様な分野での応用が期待されており、量子コンピューター時代に不可欠な「耐タンパー性」や「セキュアマイクロコントローラー」の技術が注目されています。
2024年12月にこの銘柄について初めてブログを書いたときは、まさに“熱狂のピーク”でした。

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0.3ドル→11ドル→7ドル—価格推移が語る市場心理
2024年11月、LAESの株価はわずか0.3ドル前後でした。それが12月には11ドル近くまで急騰。
わずか1ヶ月で約36倍という異常な値動きは、量子関連テーマへの期待と、流動性の低さによる“買えない銘柄”としての希少性が重なった結果です。
しかし2025年に入り、株価は徐々に落ち着きを見せ、現在は7ドル前後で推移しています。
これは、利確売りや過熱感の調整、そしてテーマ株特有の“熱が冷める”フェーズに入ったことを示唆しています。
買えない銘柄 から 冷静な再評価 へ
2024年末には「毎日指しても買えない銘柄」として話題になったLAESですが、現在は板の厚みも増し、流動性も改善傾向にあります。
投資家の間では、「この価格は割高か、それとも再び跳ねるか?」という議論が活発化。
テーマ性の強さは依然として魅力ですが、短期的な熱狂から中長期の冷静な評価へとフェーズが移りつつあります。
この1年が教えてくれたこと
LAESの価格推移は、テーマ株の魅力とリスクを同時に教えてくれます。
2024年11月に買っていたら資産は何十倍にもなっていたかもしれませんが、12月に飛び乗った投資家は、現在の7ドルという調整局面に直面しています。
この1年は、「熱狂に乗る勇気」と「冷静に降りる判断」の両方が試される期間でした。今後も量子コンピューター関連銘柄としての注目は続くでしょう。
ただし、次に跳ねるのは“技術”か“業績”か——それを見極める目が、これからの投資家には求められます。

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