腎臓移植時、ドナーとレシピエントの血液型について
腎移植については、原則、輸血の時と同じ考えです。
※輸血について下記にて説明します。
ただ、血液型不適合でも今は医療の発展で、
薬を使って移植できます。
たとえば僕はAB型。
AB型は、
輸血については誰からももらえます
ドナー、A型、B型、AB型、O型 OK!
ドナーの母は、B型です。
(この場合は血液型不一致といいます。)
ですので、ドナーの血液型はほとんど問題になりません。
ちなみに、血液型O型は、
どの血液型の人にもドナーになれますが、
輸血される場合は、O型からしかもらえません。
O型 ➡️ A B AB O ○
A B AB ➡️ O型 ✕
HLA型について
HLA
(Human Leukocyte Antigen=ヒト白血球抗原)
は1954年、白血球の血液型として発見され、
頭文字をとってこう呼ばれてきました。
しかし、発見から半世紀以上を経て、HLAは白血球だけにあるのではなく、
ほぼすべての細胞と体液に分布していて、組織適合性抗原
(ヒトの免疫に関わる重要な分子)
として働いていることが明らかになりました。
移植とHLA適合検査
HLAは両親からその半分ずつを受け継ぐため、
親子や兄弟の間でも一致する確率は低く、
まして非血縁間では数百~数万分の1の確率でしか一致しないといわれています。
造血幹細胞移植や臓器移植では、
自分のHLAのタイプに合わないものはすべて異物と認識して攻撃を始めてしまうため、
HLAの適合性が重要視されます。
そのために主に血縁者間でHLA検査を行い、
ドナーとレシピエントの適合性を読みとることが必要となります。
※HLA laboratory 参照
しかし、HLAの型も最近ではさほど問題にしないようなことも聞きました。
(僕と母は4/6合致してたそうです)
ただ、以前に移植、輸血はないかどうかは調べる必要があるようです。
(クロスマッチ。移植できるかどうかの検査前に確認されました)
血液型不適合による腎臓移植
血液型不適合の場合は無理なのか?
といったらそうでもありません。
以前は、脾臓摘出して移植してました。
しかし、移植前に、リツキサンを使うことにより
脾臓の摘出をしなくてもよくなりました。
注意
日本のテレビ番組でも腎臓移植の場合でも、血液型一致しないと移植できないかのように放映されてますが、
日本の腎臓移植は異なります。
海外の腎臓移植の再現VTRが流れるとき、血液型一致について説明されているため、
ただ、まだアメリカ等では血液型一致による場合しか移植できないかもしれませんが。
以前の血液型不適合移植
血液型不適合移植の背景:
血液型を間違えて輸血すると大変なことになるのと同じように、
過去においては血液型が異なる腎移植は強い拒絶反応がおこるために移植できないとされていました。
しかしながら強力な免疫抑制剤の出現と手術前に血液型抗体を除去することにより、
現在では移植できるようになりました。
もちろん血液型が違うために移植腎がだめになるような強い拒絶反応を発症することもあります。
そのためどこの移植施設でも行われているわけではなく、
やはり移植経験の豊富な施設でなければ安定した成績がだせていないようです。
血液型不適合移植の方法:
血液が同じ方との移植とはいくぶん違う方法をとります。
抗血液型抗体の除去
腎移植を受ける方の血液の中にはドナーの血液型に対する抗血液型抗体が存在します。
この抗体があると移植した腎臓にくっつくことにより腎臓を破壊し
移植後あっという間に尿が出なくなってしまいます。
これを防ぐために移植前より血漿交換
(血液中の血漿といわれる液体成分を透析の技術で献血された血漿と交換する方法)
を3~4回することによって抗血液型抗体を除去します。
脾臓の摘出
移植の手術時に脾臓を同時に摘出します。
脾臓は胃の裏側にある臓器ですが、
その働きのひとつにリンパ球の貯蔵庫としての役割があります。
抗血液型抗体はリンパ球から産生されますので
脾臓を摘出することにより移植後に抗体が産生されにくくします。
強力な免疫抑制法
移植した当初は強力に免疫抑制を行います。
免疫力を抑制することにより抗血液型抗体が産生されないようにします。
移植腎が働き拒絶反応がおこらなければ最終的には血液型適合腎移植と同等の
免疫抑制剤の内服量になります。
ですので、血液型不適合でも移植は可能ですので、あまり心配はいらないようです。
まとめ
このように、日本の腎臓移植医療は世界からみてもかなり進んでいると思います。
しかし、その背景には、移植医療のドナー不足からなんとか少ない臓器提供から
移植を普及させる必然性からきてるのだと思います。
そんな状況なので患者もできる限り自分で、食事療法などで、
腎不全を防ぐ必要性があると思います。
また何かありましたら問い合わせより、御連絡頂ければ幸いです。
腎不全を悪化させないためにも、
食事療法が必要。
透析になってからでは元に戻らない。
透析は、週に3回、5時間ほど。
これは、マストです。
自分も食事管理をしました。
しかし、自力での管理は難しい。
制限、食費代、すべてに負担が大きいので、できれば宅配のがすべてにおいてお優しいと思います
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