「半導体銘柄がまた上がっている」
2026年に入ってからも、株式市場では半導体関連株の上昇が続いています。特に、4月に入ってからは半導体製造装置やメモリー関連銘柄が大幅高となり、投資家の注目を集めています。
しかし実は、半導体銘柄の強さは今年だけではありません。一昨年、昨年からすでに大きく上昇しており、「あの時買っていれば…」と感じている人も多いのではないでしょうか。
それでも、AI、自動運転、データセンター、スマートフォン、ロボットなど、これからの時代に必要不可欠なのが半導体です。
つまり、半導体銘柄はまだ終わっていない可能性があります。
なぜ半導体銘柄は上がっているのか?
半導体株が上昇している理由は、大きく分けて3つあります。
1. AIブームで半導体需要が爆発
現在の株式市場で最も大きなテーマは「AI」です。
生成AIやデータセンター向けには、高性能なGPUやメモリーが必要になります。そのため、半導体を作る企業だけでなく、製造装置や材料を作る企業まで幅広く恩恵を受けています。
特に、米国のAI関連企業が設備投資を拡大していることで、日本の半導体関連企業にも資金が流れています。
2. 半導体市況が回復してきた
2023年頃は、メモリー価格の下落や在庫過多で半導体関連株は苦戦していました。
しかし、2024年後半から在庫調整が進み、2025年にはメモリー価格が回復。2026年には企業業績も大きく改善してきています。
その結果、「業績が良くなる前に買いたい」と考える投資家が増え、株価が先に上がっているのです。
3. 日本の半導体企業が再評価
日本企業は、半導体そのものを作る企業だけでなく、製造装置、検査装置、材料、部品などで世界トップクラスの企業が多くあります。
海外投資家から見ると、日本の半導体関連企業はまだ割安と見られている銘柄も多く、資金が流入しやすい状況です。
一昨年・昨年から大幅上昇した代表的な半導体銘柄
アドバンテスト(6857)
半導体検査装置の世界大手。
AI向けGPU需要の拡大で、半導体を検査する装置の需要も急増しています。
一昨年から株価は大きく上昇し、「半導体相場の主役」と言われるほどの存在になりました。
今後も、AI関連投資が続く限り、最も注目される銘柄の一つでしょう。
東京エレクトロン(8035)
日本を代表する半導体製造装置メーカー。
半導体工場を建てる時に必要な装置を幅広く扱っており、世界的な設備投資拡大の恩恵を受けています。
半導体市場が伸びるほど利益が増えやすい企業であり、長期投資家からの人気も高い銘柄です。
レーザーテック(6920)
EUVマスク検査装置で世界トップクラス。
最先端半導体を作るためには欠かせない技術を持っています。
一昨年からの上昇率は非常に大きく、「値動きが激しいが夢がある銘柄」として個人投資家からも人気があります。
キオクシアホールディングス(285A)
NAND型フラッシュメモリーの大手企業。
メモリー価格の回復や、AI向けサーバー需要の増加を背景に、株価が大きく動いています。
メモリー関連は市況の波が大きい分、上昇局面では一気に株価が上がりやすいのが特徴です。
日本電子材料(6855)
半導体検査に使うプローブカードを手掛ける企業。
一般にはあまり知られていませんが、半導体業界では重要な存在です。
最近では業績予想の上方修正もあり、株価が急騰。こうした“隠れ半導体銘柄”は、まだまだ発掘余地があるかもしれません。
マルマエ(6264)
半導体製造装置向けの精密部品を製造。
半導体設備投資が回復すると、真っ先に恩恵を受けやすい企業です。
大型株ほど注目されていませんが、その分、業績改善時には株価が大きく動く可能性があります。
2026年4月に大幅上昇した注目銘柄
直近では、次のような銘柄が大きく上昇しました。
- コクサイエレクトリック(6525)
- インターアクション(7725)
- ユニオンツール(6278)
- キオクシアホールディングス(285A)
- 日本電子材料(6855)
- マルマエ(6264)
特に、サムスン電子の好決算や、米国半導体株の上昇を受けて、日本の半導体関連株にも買いが集中しています。
「半導体関連なら何でも上がる」という相場になる時期もあり、資金が一気に流入することがあります。
これからも上がる? 半導体銘柄の今後
半導体銘柄は、すでにかなり上がっているため、「今から買うのは遅いのでは?」と不安に思う人もいるでしょう。
しかし、AI関連投資はまだ始まったばかりとも言われています。
今後も、
- AI
- 自動運転
- データセンター
- ロボット
- スマートフォンの高性能化
などが進めば、半導体需要はさらに増える可能性があります。
そのため、短期的には上下しても、中長期では強いテーマが続く可能性があります。
もちろん、半導体銘柄は値動きが激しく、急落することもあります。
ですが、大きなテーマに乗った企業は、数年単位で見ると驚くほど株価が上昇することもあります。
まとめ
半導体銘柄は、一昨年、昨年からすでに大幅に上昇しています。それでも、AI時代の中心にあるのが半導体であり、今後も市場の主役であり続ける可能性があります。
もし次の大相場を狙うなら、すでに有名な大型株だけでなく、日本電子材料やマルマエのような中小型の関連銘柄にも注目してみると面白いかもしれません。
「次に急騰する半導体銘柄はどれか?」その視点で市場を見ていくと、これからの相場がもっと面白くなるはずです。
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