米国株

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三重苦に揺れる米市場──政府閉鎖、ハイテク株、そして金利

朝、チャートを開いた瞬間、目に飛び込んできたのは赤く染まったローソク足の群れ。 ダウ、ナスダック、S&P500──三指数がそろって下落。市場は何を恐れているのか。チャートは楽天証券アプリ市場の動き(2025年11月6日)- ダウ:46,912.30(-398.70 / -0.84%) - ナスダック:23,053.99(-445.80 / -1.89%) - S&P500:6,720.32(-75.97 / -1.11%)この下落の背景には、三つの重たいリスクがある。政府閉鎖──36日目の現実米政府機関の閉鎖が長期化し、経済活動に影を落としている。 空港の減便、連邦職員の給与未払い、消費者心理...
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割高の代償か、暴落は買いか?──11月4日米国市場の真実

2025年11月4日、米国市場は主要3指数が揃って急落する異例の展開となりました。ダウ平均は47,085.24ドル(-0.53%)、NASDAQは23,348.63ドル(-2.03%)、S&P500は6,771.55ドル(-1.17%)と、特にハイテク中心のNASDAQが大きく売られました。この下落は単なる一時的な調整なのか、それとも割高の代償なのか──そして、今こそ「暴落は買い」の格言が試される時なのかもしれません。急落の背景──熱狂の冷却と警告の連鎖今回の急落には、複数の要因が複雑に絡み合っています。- AI関連銘柄の過熱感 パランティアやNVIDIAなど、AIテーマで急騰していた銘柄が利...
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資産形成の二段構え:米国株で増やし、日本株で守る投資戦略

はじめに:投資は“順番”が大事投資を始めるとき、どこに資金を投じるかはもちろん大切ですが、「どのタイミングで、どの市場に入るか」も同じくらい重要だと感じています。 私はまず、資産を増やすフェーズではアメリカ株を選び、ある程度の資金が貯まったら、日本株にシフトしていく予定です。 この“二段構え”の投資戦略には、明確な理由があります。第1段階:アメリカ株で“増やす”アメリカ市場は、世界の成長エンジンとも言える存在。 特に中小型の成長株やテーマ性のある企業(AI、宇宙、再生エネルギーなど)は、まだまだ伸びしろがあると感じています。- ✅ 成長スピードが速い - ✅ 情報開示が進んでいて、投資判断がし...
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光学から量子へ:OPTXが描く未来と提携戦略

量子技術の夜明けとOPTXの立ち位置量子コンピューティング、量子通信、量子センシング——これらの技術が次世代の産業革命を牽引する中、OPTXは光学・フォトニクス分野で静かに存在感を高めています。NASDAQ上場の小型株ながら、量子関連銘柄としてのポテンシャルが注目され始めています。企業概要:OPTXの技術と量子との接点OPTXは、マイクロレンズ、低軌道衛星用光学部品、暗視ゴーグル用光学系などを製造する米国企業。特に、商業核融合エネルギーや量子センシング向けの光学機器の開発に関与しており、量子技術のインフラを支える立場にあります。設計から製造、コーティング、テストまで一貫した光学ソリューションを...
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日経平均 1980年以降の暴落の記憶:チャートが語る日本経済の転換点

はじめに日経平均の年足チャートは、単なる価格の推移ではない。そこには、政策の迷走、世界情勢の激変、企業の苦悩、そして投資家の感情が刻まれている。この記事では、過去40年の代表的な暴落年を振り返りながら、日本経済の転換点を読み解いていく。1987年:ブラックマンデー10月19日、米国市場が突如崩壊。翌20日、日本市場も連鎖的に暴落し、日経平均は1日で約15%下落。原因はプログラム売買の暴走と金利上昇懸念。市場は「機械が市場を壊した」と恐怖に包まれた。1990年:バブル崩壊の始まり1989年末、日経平均は史上最高値38,957円を記録。しかし、地価高騰への警戒と金融引き締め策(公定歩合の急上昇、総...
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LAES(シールSQ)急騰からの冷却:量子関連株の熱狂とその後

以前、ブログで書いた銘柄です。2024年12月LAESとは何者か?LAES(Sealsq Corp)は、スイスを拠点とするセキュリティ半導体企業で、ポスト量子暗号技術を中心に事業を展開しています。IoT、AI、軍事、医療など多様な分野での応用が期待されており、量子コンピューター時代に不可欠な「耐タンパー性」や「セキュアマイクロコントローラー」の技術が注目されています。2024年12月にこの銘柄について初めてブログを書いたときは、まさに“熱狂のピーク”でした。チャートは楽天証券アプリ0.3ドル→11ドル→7ドル—価格推移が語る市場心理2024年11月、LAESの株価はわずか0.3ドル前後でした。...
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ASTSに賭けた理由──4ドルで拾い、20ドルで信じた“空の通信革命”

はじめに──誰も見ていない時に拾った希望AST SpaceMobile(ASTS)という銘柄に初めて出会ったのは、まだ市場でほとんど話題になっていなかった頃。株価は4ドル台。正直、情報も少なく、リスクは高かった。でも、「これは来るかもしれない」という直感があった。その後、株価は上昇し、20ドル台に達したタイミングで買い増しを決断。今思えば、あの判断には確信と不安が入り混じっていた。結果として、現在の平均取得単価は5ドル台。数字だけ見れば地味かもしれない。でも、この数字には僕の希望、葛藤、そして未来への期待が詰まっている。楽天証券 アプリにてASTSのビジョン──スマホと衛星が直接つながる世界A...
仮想通貨(Cryptocurrency)

知らずに飛び込んだ仮想通貨:300万円が30万円になったリアル― 半減期も知らなかった投資初心者の記録 ―

日本株で掴んだ大きな利益投資を始めたばかりの頃、僕は日本株で思いがけず300万円の利益を得ることができた。銘柄選びもタイミングも、今思えば偶然だったかもしれない。でもその成功体験が、「もっと増やせるかもしれない」という欲を生んだ。当時の僕は、投資の知識も経験も浅く、勝った理由すらよくわかっていなかった。仮想通貨という“熱狂”の世界へ2014年、ビットコインがニュースやSNSで話題になっていた。「これからは仮想通貨の時代だ」「億り人が続出している」――そんな言葉が飛び交い、僕の心は一気に熱を帯びた。でも正直に言うと、「半減期」なんて言葉も知らなかったし、ビットコインの仕組みも理解していなかった。...
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割安×成長×テーマで探す!米国株スクリーニングの実践術― 時価総額が低く、売上が伸び、未来を担う企業を見つける ―

米国株市場は、世界最大の企業群が集まる一方で、まだ広く知られていない“原石”も数多く眠っています。本記事では、スクリーニングの中でも特に注目すべき3つの視点──「時価総額が安い」「売上成長率が高い」「テーマ性がある」──に絞って、米国株の中から将来性のある銘柄を見つける方法を解説します。楽天証券アプリ ispeed時価総額が安い米国企業は“未発掘の成長株”米国市場では、時価総額が数十億ドル未満の企業は「スモールキャップ」と呼ばれ、機関投資家のレーダーから外れていることも多くあります。しかし、こうした企業の中には、急成長中のテック企業や、革新的なビジネスモデルを持つスタートアップが含まれているこ...
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割安×成長性で選ぶ!ファンダメンタル重視の株式投資 Value Meets Growth: A Fundamentals-Driven Approach to Stock Investing

株式投資において、短期的な値動きや話題性に振り回されることなく、企業の本質に目を向ける──それが「ファンダメンタル重視の投資」です。 本記事では、「割安性」と「成長性」という2つの軸に注目し、時価総額や売上高などの財務指標をもとに、堅実かつ将来性のある銘柄を見つける方法を解説します。なぜ、ファンダメンタル重視の銘柄選定なのか株式市場には日々、ニュースやSNSを通じて膨大な情報が流れ込みます。多くの投資家が短期的な値動きに反応しがちですが、そうしたノイズに惑わされず、企業の本質的な価値に注目することが、長期的な資産形成には不可欠です。ファンダメンタル分析とは、企業の財務状況や成長性、事業内容など...