
ASTスペースモバイル(ASTS)の株価が再び動き始めました。
転換社債発行による急落で、一時は「終わった」とまで言われたASTS。
しかし、株価は80ドル付近で下げ止まり、再び90ドル台へ。市場は今、次の材料に注目しています。
- 2026年4月予定のBlueBird衛星打ち上げ
- 2026年後半からの本格的な商業サービス開始
- 2027年の黒字化予想
単なる夢物語の宇宙企業ではなく、
「売上が急増し、黒字化が見えてきた成長企業」
として、再評価が始まっているのかもしれません。
なぜASTS株は再び上がり始めたのか?
今回の上昇の理由は、単なる短期的な材料ではありません。これまでのASTSは、「すごい技術はあるが、本当に事業になるのか?」という疑念で見られていました。
しかし現在は、
- 実際に衛星を打ち上げ始めた
- 大手通信会社との提携が進んだ
- 売上予想が大きく伸びた
- 黒字化の時期が見えてきた
という段階に入りつつあります。
株式市場では、赤字企業でも「いつ黒字化するか」が見えてくると、株価が一気に評価され始めることがあります。

ASTSは、まさにその入口に差しかかっている可能性があります。
4月予定のBlueBird衛星打ち上げが最大の注目材料
2026年4月、ASTSは新たなBlueBird衛星の打ち上げを予定しています。
※2026年4月14日予定?
このBlueBirdシリーズは、ASTSの将来そのものです。なぜなら、ASTSのビジネスモデルは「宇宙に打ち上げた衛星を通じて、普通のスマホを直接つなぐ」ことだからです。
もし衛星の打ち上げが順調に進めば、
- サービス開始が近づく
- 売上発生が現実味を帯びる
- “夢”から“実際の事業”へ変わる
という流れになります。
特に今回のBlueBirdは、従来より大型で通信能力が高く、ASTSが量産フェーズへ進めるかどうかを占う重要イベントです。
市場では、「4月の打ち上げ成功=次の株価上昇の起爆剤」と考える投資家も増えています。
2027年に黒字予想。ここが株価の転換点か
現在の市場予想では、ASTSは2026年はまだ赤字見込みです。
しかし、2027年には売上840百万ドル、EPS0.09ドルと、ついに黒字転換が予想されています。
これは非常に大きな意味があります。
多くの成長株は、黒字化が見える前年から先回りで買われる傾向があります。
たとえば、
- テスラ
- Amazon
- NVIDIA
も、黒字化や急成長が見え始めたタイミングで、株価が数倍になっていきました。
もちろんASTSがそこまで大きくなる保証はありません。
しかし、「まだ赤字だから危険」と見られていた会社が、「来年には黒字化するかもしれない」と市場に認識され始めると、株価の見方は大きく変わります。
今のASTSは、その転換点に近づいているように見えます。
ASTSの強みは“普通のスマホがそのまま使える”こと
ASTSが他の衛星通信企業と大きく違うのは、特別な機械やアンテナが不要な点です。
利用者は、今持っている普通のスマホをそのまま使えます。
つまり、山奥でも、海の上でも、災害時でも、スマホが圏外にならない未来を目指しています。しかもASTSは、すでに大手通信会社と提携しています。
- AT&T
- Verizon
- Vodafone
- 楽天モバイル
こうした企業との提携により、もしサービスが始まれば、一気に世界中へ広がる可能性があります。
「技術はあるが、売る相手がいない」会社ではなく、「すでに売る先が決まっている」ことが、ASTSの大きな強みです。
ただし注意点も。期待が大きい分、失敗すれば下落も
ASTSは非常に期待の大きい銘柄ですが、その分リスクもあります。特に注意したいのは、
- 衛星打ち上げの延期
- 通信テストの失敗
- 想定より売上が伸びない
- 黒字化時期の後ろ倒し
です。
現在の株価は、すでに「将来かなり成功する」という期待をある程度織り込んでいます。
そのため、4月の打ち上げが延期されたり、2027年黒字予想が崩れたりすると、株価が大きく下がる可能性もあります。
ASTSは、非常に夢のある銘柄ですが、“期待だけで買われている部分”もまだ残っています。
だからこそ、短期の値動きに振り回されず、「衛星は順調に増えているか?」
「売上は本当に伸びているか?」
「黒字化は近づいているか?」
を確認しながら見ることが重要です。
チャート的には“底打ち後の再上昇”にも見える
株価は転換社債ショックで120ドル台から80ドル付近まで急落しました。
しかし、その後は80ドル前後で何度も反発し、再び25日移動平均線を上抜けつつあります。
今回の92ドル台回復は、単なる戻りではなく、悪材料を消化新たな材料に注目が移った次の上昇トレンドに入り始めた可能性もあります。
もし今後、100ドルを明確に超えてくるようなら、市場は再び「ASTSの将来性」を強く評価し始めたサインになるかもしれません。
逆に80ドルを割り込む場合は、期待が剥がれ始めた可能性があるため注意が必要です。
まとめ:ASTSは“夢の株”から“黒字が見える成長株”へ
ASTSはこれまで、「宇宙でスマホをつなぐ」という夢だけで買われてきた面がありました。
しかし今は、
- 衛星打ち上げが進む
- 売上予想が伸びる
- 2027年黒字化予想
が出ることで、実際に利益を生む企業へ変わり始めています。
4月のBlueBird打ち上げが成功すれば、ASTSに対する市場の見方はさらに変わるかもしれません。
『まだ早い』と思われていたASTSが、気づけば“あの時買っておけばよかった銘柄”になる。そんな未来を期待して、これからも注目していきたいと思います。



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