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宇宙天国のロマン枠として大きな注目を集めている米国株、ASTスペースモバイル(ASTS)の株価が足元で急落しています。
5月下旬には最高値133.86ドルを記録したものの、現在は70ドル台前半まで大きく調整する展開となっています。
「BlueBirdの打ち上げも順調なのに、なぜここまで売られるの?」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。今回の急落の背景にある3つの要因と、今後の見通しについて整理します。
💡 ちなみに私の保有状況は…
私は幸いにも取得単価5ドルという初期の段階で仕込むことができていたため、今回の急落でも含み益にはかなり余裕がある状態です。そのため、一喜一憂せずに「そのままガチホ(継続保有)」のスタンスを崩さずに静観しています。
1. 最大の要因:SpaceX(SPCX)の歴史的上場による「資金流出」
最も大きな需給の変化として挙げられるのが、6月12日にナスダック市場へ上場したSpaceX(スペースX)の存在です。
時価総額約1.77兆ドル、調達額750億ドルという「史上最大のIPO」となったSpaceXの登場により、これまでASTSなどの宇宙関連銘柄に滞留していた投機的マネーが、知名度・実績ともに圧倒的なSpaceXへ乗り換えるために流出した(セクター内での資金のローテーション)と考えられています。
2. 米国市場全体の地合い悪化(AI・半導体・宇宙株の利益確定売り)
マクロ環境に目を向けると、現在の米国市場は金利高止まりへの懸念やインフレ警戒感から、高バリュエーションのハイテク株を中心に売りが出やすい地合いとなっています。
これまで相場を牽引してきた半導体やAI関連、そして宇宙関連といった「成長期待先行」のグロース銘柄は、一転して利益確定売りの標的となっており、ASTSの株価にも強い逆風となっています。
3. 直近の「BlueBird」打ち上げ進捗と8月のカタリスト
一方で、ASTS自体のファンダメンタルズや計画が崩れたわけではありません。
- 直近の成果:6月17日に次世代通信衛星「BlueBird 8〜10」の打ち上げ・軌道投入に成功しています。
- 次回の予定:早くも8月前半に「BlueBird 11〜13」の打ち上げが控えていることが公式発表されています。
さらに、日本の楽天モバイルとの共同出資(JV)による国内サービス展開への期待など、商業化への足取りは確実に進んでいます。市場の地合いや宇宙セクターへの資金循環が元に戻れば、再び強い上昇トレンドへ回帰する可能性は十分にあります。
⚠️ 今後、投資家として注意すべきリスク
地合い好転による反発が期待される反面、以下の点には引き続き警戒が必要です。
- 度重なる決算ミスと収益化の壁
ASTSは直近まで5期連続で市場の決算予想(EPS)を下げており、いまだ本格的な商業売上を出していない赤字企業です。8月10日に予定されている次期決算発表が、新たな波乱要因になる可能性があります。 - インサイダー(内部関係者)による大量売却
直近の3ヶ月間で、経営陣や技術責任者(CTOなど)による数百万ドル規模の自社株売却が相次いで報告されています。「身内が売っている」という事実は、個人投資家の心理的重荷となっています。 - 競合するStarlink(SpaceX)との直接対決
上場したSpaceXは、Starlink Mobileを通じて「一般のスマートフォンと直接つながる衛星通信」を大々的に打ち出しています。実力差や資金力による競争激化のリスクは常に意識する必要があります。
🧐 私の今後の戦略:なぜ売らずにホールドするのか?
前述の通りリスクや急落はあるものの、私は5ドルで掴んだプラチナチケットを今手放すつもりはありません。
現在の急落は、ASTS自体の致命的な失敗ではなく、SpaceX上場というお祭り騒ぎに伴う「一時的な需給の歪み」だと捉えているからです。
まだ何もない赤字時代から応援してきた身としては、ここからの商業化(マネタイズ)のフェーズこそが本番。目先の乱高下に振り回されず、長期的な宇宙ビジネスの成功を信じてこのままホールドを貫きます。
まとめ
現在の急落は「SpaceX上場に伴う資金移動」と「市場全体の調整」が重なった結果と言えます。
技術的な優位性(既存のスマホでそのまま通信できる点)は失われていないため、8月の打ち上げ成功や、その後の商用サービス開始による「目に見える収益化」が確認できれば、株価の大復活劇も期待できます。ボラティリティの激しい銘柄ですが、今後の進捗をじっくり見守りたいと思います。
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